中学校の入学費用、年子でかかった初期費用とご近所つきあい

学年年子の男子2人、同じ中学に進学したのですが、2年間在学が被るので、どうしても費用が2倍かかりました。

まず、入学前にすぐ必要となる制服や体操服等ですが、

・制服:6万円(冬服・夏服・ワイシャツ洗い替え長袖2枚・半袖2枚、その他ネクタイ・ベルトなど)
・学校指定のカバン・サブバッグ:1万円
・体操服:1万5千円
・靴:2万円(上履き・体育館シューズ・運動靴など)

以上は1人分です。
公立中学校でも、ざっと見直して、この程度はかかりました。
そして思いがけず高価だったのは、部活用のジャージや道具類です。

長男は卓球部、次男がバスケット部に入部し、それぞれユニフォーム・練習用のTシャツ・遠征用の揃いのジャージ上下、揃いのウィンドブレーカー等々。

強豪校でも何でもない、普通に楽しんでいるだけでもびっくりの、全部揃えたら1人3万円近い初期費用となりました。
これが、だいたい4月末頃までにどん!とやってきます。

そして、やはり男子は動作が激しいのか、どうしても服や靴の痛みが激しく、ジャージの膝を破ってきたり、制服の袖口にかぎ裂きを作ってきたりするんですよね。
追加購入しなくてはならない時期がやってきます。

うちの場合は、入学時に間に合わなかったものの、そんな時に周囲のお友達から声がかかりました。

『多分、サイズは違うんだけど、クリーニングのときの洗い替えとか、破いちゃったときのつぎあての材料にでもしてもらえればいいから!』と古い制服が回ってきたのです。
しかも、彼女自身が他のお母さんから譲られた古い分まで入れて、三着も。

そのおうちの息子くんは、かなり身長が高かったので、どれもうちの息子たちには微妙にサイズが合わないものでしたが。台風でびっしょりになって帰ってきた時や、大雪のなか雪合戦をやってドロドロになって絶望的な状態になった時(笑)など、クリーニングから戻ってくるまでの数日はしのげたので、ものすごく助かりました。

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そして、我が家の中では次男の方が長男より大きかったのですが、背が伸びてジャージのズボンを買い替えよう、となったときに、次男が履いていたものを長男に譲り渡し、長男の膝が破れたズボンを廃棄する、というお下がりの逆転が生じました。

同様に、ワイシャツも大きなものを次男に買い与え、お下がりを長男が着る、ということも。
プライドが邪魔をすると、そうした兄弟の中での譲り合いも嫌がるお子さんが多いようですが、我が家では経済状態をきっちり話してあったことも功を奏して、まったく抵抗なくその譲渡が行われて、親もほっとしたものでした。

さて、そんな風に我が家の中でやりくりしてきた制服やジャージですが、経済的な負担の大きさを噛み締めたあとだったので、次男が卒業するのを待って、親しいお友達の息子くんにまとめて払い下げました。

もちろん、クリーニングして、綻びはつくろい、キレイな状態にしてからです。
しかも我が家の子供たちが制服を購入した時の箱が残っていたので、キレイに箱詰めしてお渡ししたら、とても喜ばれました。
彼女の住むマンションには他にも近い年齢のお子さんたちがいたので、有効に使ってくれたら嬉しい、と伝えたら、何着かは他のお家にお婿入りしたようです。

役員などをやっていて、親しくなると、お互いのお子さんの状況なども解ってくるので、うちが年子で長男が卒業した年には『よかったら、お兄ちゃんのネクタイを譲ってもらえないかしら?』と声がかかりました。

在学中の息子君がネクタイを無くしてしまい、それを知ったのが夜の九時過ぎで、買いに行けなかったというのです。
快諾すると二人でわが家に受け取りに来て、すごく喜んでもらえました。
うちでも、もう使う予定もなかったし、前述のとおり頂いたお古の中にも一本ネクタイが入っていたので、次男の分は予備も含めて心配ない状態だし、有効活用してもらえれば有難いことだと思っていたのです。

そうしたお古のやり取りも、それ以前からの信頼関係があってこそ、です。
譲ってもらったら、自分の分も含めて、また次の誰かに大切に譲り渡していく、そういうやり取りは温かくて嬉しいものです。

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